体のラインをきれいにしたり、筋肉をつけて大きくするには筋トレが欠かせません。
また筋トレのパフォーマンスが上がることで、より理想の体へ近づきます。
パフォーマンスを上げる方法の一つに、食品から様々な栄養素を摂取する方法があります。
栄養素を摂って、しっかりパフォーマンスを100%出せる状態が理想的ですが、これを120%に引き上げられるような、運動能力などを高める栄養素や成分を含んだ食品を「エルゴジェニックエイド」と言います。
今回は筋トレのパフォーマンスを上げるために、エルゴジェニックエイドの一つであるコーヒーの効果について話していきます。
筋トレのパフォーマンスを120%に上げるには100%の状態で筋トレを行える必要があります。100%になるために必要な筋トレ前の食事方法はこちらが参考になると思います。
→筋トレ前にしっかり食事を摂取してパフォーマンスを100%出す方法はこちら!
コーヒーを飲むと起こる筋トレの効果
コーヒーには筋トレのパフォーマンスを向上させる様々な効果があります。コーヒーを飲むと起こる効果は次のようになります。
- 運動能力が高まる
- 疲労感の軽減
- 脂肪燃焼
運動能力が高まる
人間の自律神経は、活動的な働きがある「交感神経」と、リラックス効果がある「副交感神経」があります。
コーヒーに含まれるカフェインは交感神経を活発にする効果があります。
よく集中したいときなどにコーヒーを飲みますよね。
これはカフェインが交感神経を活発にさせることで、集中力が増し、活動的になるからです。
また交感神経が活発になると、運動能力も高まります。
筋トレをする上でコーヒーが効果的であることがわかります。
疲労感の軽減
コーヒーに含まれるカフェインには疲労感を軽減してくれる役割があります。
カフェインを摂取すると、脳が覚醒状態になります。覚醒状態となることで、疲労感を感じにくくなります。
しかし、疲労感は軽減されますが、実際に体や脳の疲れが取れることはありません。
そのため、疲れている場合にコーヒーを飲んで筋トレをしようとしても、かなり負担がかかってしまいます。
疲れているときに、コーヒーを飲んで無理に筋トレしてもパフォーマンスは上がりませんので、無理せず休むことも大切です。
脂肪燃焼
カフェインの役割として、多胞性脂肪細胞(褐色脂肪細胞)を活性化させる役割があります。
多胞性脂肪細胞は脂肪を燃焼させる役割があるため、筋トレ前にコーヒーを飲むことで、より効果的に脂肪燃焼も狙うことができます。
ダイエットと聞いてランニングやスイミングなどの有酸素運動を想像するかもしれませんが、実は筋トレはダイエットに最適です。
コーヒーはカロリーもほとんどありませんし、筋トレ前に飲むと効率的に脂肪燃焼させることができます。
なぜ筋トレがダイエットに効果的なのか?効率的に脂肪を落とすためにどのような方法で筋トレをするのが良いのか、詳しくはこちらで説明しています。ぜひご覧ください。
→脂肪を落とし、腹筋を最短で割るために行う筋トレとして、腹筋より足トレが効果的な理由を説明します
コーヒーの飲むタイミングと量
コーヒーを飲むと30分後くらいから効果が出ると言われています。
そのため、筋トレをする30分前にコーヒーを飲むことで、パフォーマンスを高く保つことができます。
コーヒーの効果は4時間程度続くため、この間にぜひ筋トレを行いましょう。
一度に摂取するカフェインの量は体重1kgあたり3~6mgにすると効果的だと言われています。
1日のカフェインの摂取量が400mgを超えるとカフェイン中毒になる可能性もあるため、この量を超えないようにカフェインを摂取すると良いでしょう。
コーヒーを飲むときの注意点
筋トレ前にコーヒーを飲むことが効果的ですが、このときの注意点について説明します。
空腹時に筋トレを行うとそもそものパフォーマンスを100%出すことができないと説明しました。
パフォーマンスが出せない他に、お腹を下してしまうこともあります。
コーヒーは体にとっては刺激物であるため、やはり空腹時にコーヒーを飲むことはお勧めできません。
→コーヒーを飲んでお腹を下さないように筋トレ前に食事をしっかり摂りましょう。
また、コーヒーのおすすめの飲み方はブラックです。
コーヒーに砂糖やミルクを入れると、カフェインの役割の妨げてしまいます。
カフェインの吸収率を上げて最大限効果を出すために、何も入れずに飲みましょう。
カフェインはサプリメントからも摂れる
カフェインはコーヒーからではなく、サプリメントからも摂れることができます。
サプリメントを筋トレの前に飲むと、簡単にカフェインを摂取することができます。
しかし、ある研究結果ではカフェインはサプリメントから摂ることより、コーヒーなどから摂取する方が効果的だと言われているそうです。
これはサプリメントが錠剤であるのに対し、コーヒーは液体となっているため、口からのカフェインの吸収量の差が生まれてしまうからです。
そのため、サプリメントから効果的にカフェインを摂取するために次のことを意識しましょう。
- プレワークアウト用のドリンクからカフェインを摂取する
- 錠剤のカフェインは噛み砕いて飲む
プレワークアウト用のドリンクとは、筋トレ前に飲むドリンクのことで、カフェインの他に様々な筋トレ前に飲むと良い栄養素が含まれています。
筋トレのパフォーマンスを100%から120%にするのが目的であるため、コーヒーではカフェインしか摂取できないのに関わらず、プレワークアウト用のドリンクは様々な栄養素が含まれるため、コーヒーよりもおすすめできるでしょう。
カフェインはサプリメントから摂ると錠剤となるため、吸収率が落ちてしまいます。
そのため、サプリメントから摂取する場合、噛み砕いて食べると良いでしょう。
まとめ
筋トレ前にコーヒーを飲むことで、パフォーマンスが上がることを説明しました。
コーヒーには筋トレを行う上で、運動能力が高まったり、疲労感が軽減したりなど様々なメリットがあります。
しかし、コーヒーの飲む量やタイミングによっては、コーヒーの効果が得られなかったり、デメリットが生じたりします。
この記事を通して正しくコーヒーの飲み方を学んで、筋トレのパフォーマンスをより上げて行いましょう。
最後までありがとうございました。
コメント