みんなに愛される一方、ダイエット中の人などに敬遠されがちなコーラ。
しかし、漫画「グラップラー刃牙」にて主人公の刃牙がコーラを飲んでいたシーンを知っている人は、コーラに対してプラスのイメージを抱いているのではないでしょうか。
実はコーラは正しく飲むと、筋トレに非常に効果的です。
しかし、飲み方を間違えると太ってしまい、コーラの恩恵を十分に受けられません。
そこで今回は筋トレをする際の正しいコーラの取り入れ方について話していきます。
コーラに含まれる成分を紹介
コーラといえば、コカ・コーラかペプシコーラを思いつく人がほとんどでしょう。
コカコーラとペプシコーラの成分をまとめてみます。
100mLあたり | コカコーラ | コカコーラゼロ | ペプシ |
エネルギー | 45kcal | 0kcal | 48kcal |
タンパク質 | 0g | 0g | 0g |
炭水化物 | 11.3g | 0g | 11.9g |
脂質 | 0g | 0g | 0g |
食塩相当量 | 0g | 0.01g | 0g |
コカコーラとペプシは炭水化物がおよそ12g含まれ、炭水化物を構成する成分は糖。
糖は運動時にエネルギーになるため、筋トレを行う際に非常に重要な栄養素の一つです。
また、コカコーラゼロは見ての通り、炭水化物が含まれておらず、いくら飲んでもエネルギーを蓄えられないため、ダイエットの際は効果的ですが、糖の吸収という面では役割を果たしません。
筋トレにコーラが最適と言われる理由4つ
実はボディビルダーでも筋トレ中にコーラを取り入れる場合があります。
筋肉の専門家でもあるボディビルダー。
そんなボディビルダーが筋トレ中にコーラを飲んでいるのですから、コーラと筋トレの相性の良さはわかるはず。
ここではなぜコーラが筋トレに最適なのか、ボディビルダーも飲みたくなる理由について4つ紹介していきます。
ぜひコーラのメリットについて正しく理解してください!
糖質によって力を発揮できる
コーラにはおよそ12gの炭水化物が含まれていましたが、そのほとんどは糖質です。
炭水化物と糖質の違いについてわからない方はこの記事を参考にしてくださいね。
筋トレを始めた瞬間から体に蓄えられているエネルギーは急速に消耗し、筋トレをやり切る前には不足してしまうのです。
よって筋トレを行なっている最中にも不足したエネルギーを蓄えられれば、エネルギー不足で筋トレで追い込めなくなるなどの事態は防げます。
そこでコーラが力を発揮します。
コーラに含まれる糖質は砂糖。
砂糖は全ての糖質の中で群を抜いて素早く体に吸収されます。
よって、筋トレ中の体がエネルギーを欲しているときに、すぐに補給できるのです。
セット間で少しでもコーラを口に含む習慣をつければ、最後までパフォーマンスを高い状態に保てます。
ぜひエネルギー補給として、コーラを飲みたいですね。
体のエネルギーが枯渇した状態で筋トレを行うとどうなるのか?実際に検証した結果もありますので、ぜひご覧ください!
カフェインのおかげで集中力が上がる
カフェインを摂取すると、交感神経が活発になります。
交感神経が活発になると、集中力が高まるため、筋トレのやる気が出ないという事態も防げます。
よって筋トレにコーラを取り入れると、カフェインの効果によって最後まで集中力を保ったまま行えるのです。
しかし、カフェインの効果を最大限得るには注意が必要。
コーラに含まれるカフェイン量は100mLあたり10mg程度なのでペットボトル1本で換算した場合は50mg程度となります。
しかし、カフェインの効果を得るには最低でもカフェインを100mgから150mgは摂取したいところです。
そのため、最大限効果を得る場合はコーラだけでは不十分という点は理解しましょう。
カフェインを最も効率よく摂取するにはコーヒーやカフェインタブレットが効果的ですので、ぜひ検討したいですね。
炭酸による筋トレのパフォーマンス向上
炭酸の元は二酸化炭素です。
炭酸を飲んで体内に二酸化炭素が蓄えられると体はどうなるのでしょうか。
体は二酸化炭素と酸素量ともに多すぎず、少なすぎずと適切なバランスを保っています。
しかし、炭酸を飲んで体内の二酸化炭素濃度が上がると、体が酸素不足状態と判断し、酸素を多く運んだ血液が流れると言われているそう。
体の酸素が多くなると、疲れを感じにくくなり筋トレのパフォーマンスも上がりますね。
炭酸を飲むだけで疲れが取れた気がしてきますが、本当に疲れが取れる優れた飲み物と言えるでしょう。
ぜひ炭酸の効果も理解して、コーラを筋トレに取り入れたいですね。
血糖値を上げてインスリンレベルを上げられる
コーラに含まれる糖質が体内に入ると、血糖値が上がります。
血糖値が上昇するとインスリンが膵臓から分泌され、血糖をエネルギーに換え、それぞれの器官に運ばれます。
実はこの際、タンパク質も同時に各器官に運ばれるのです。
よってインスリンレベルが上がると、より効果的に筋肉にタンパク質を届けられます。
よく筋トレ後にプロテインの他に、ご飯なども同時に食べた方がいいと言われますが、効率的にタンパク質を補給できるため、このように言われているのです。
コーラを飲めることがモチベーションにつながる
普段は高カロリーで太るイメージのあるコーラですが、筋トレと組み合わせるとメリットはたくさん。
よって、筋トレをするならば罪悪感なくコーラも飲めますね。
「普段は飲めないけれど、飲みたい!」そんなときは筋トレをすればいいと考えれば、筋トレも楽しく感じてくるはず。
ぜひ筋トレの効率を最大限高めるために、コーラを利用しましょう。
これだけは気をつけたい!筋トレでNGのコーラの飲み方
コーラを飲むと得られるメリットについて説明しましたが、気をつけたい点もあります。
ここではコーラを飲む際にしてはいけないNG行為を紹介します。
コーラの飲み過ぎには注意
いくら筋トレにコーラがいいからといって、飲み過ぎには注意。
実は500mLのコーラには角砂糖が17個程度入っています。
よって飲みすぎた結果、普通に太る場合も。
よって筋トレをする場合でも、最大500mLのペットボトルまでにしましょう。
炭酸のとりすぎに気をつけよう
炭酸をとるメリットについては説明しましたが、とりすぎには注意。
炭酸を飲むとお腹が膨れ、満腹感を感じる場合も。
満腹感があるまま筋トレを行うと、気持ち悪くなるなど気分を害する可能性があります。
よってそもそも炭酸が苦手な方、炭酸を体内に溜め込みやすい方はコーラには注意したいところ。
しかしコーラが筋トレに効果的なのは事実なので、炭酸が苦手な方は炭酸の抜けたコーラやコーラ以外の栄養補給ドリンクを飲みたいですね。
筋トレ中に飲むおすすめのドリンクはEAA!EAAの詳しい飲み方についてはこちらの記事を参考にしてください!
コーラを飲むおすすめのタイミング
コーラを飲むおすすめのタイミングはいつなのでしょうか。
もちろん筋トレをするとき以外の摂取は論外です。
それでは筋トレ前、筋トレ中、筋トレ後の3つに分けて、おすすめのタイミングを紹介していきます。
【おすすめ度:1点/3点】筋トレ前
筋トレ前のおすすめ度は3点満点のうち1点。
エネルギーは食事をとってからおよそ3時間後に、体に完全に蓄えられます。
よってしっかり食事をとったのちに筋トレを行えば、コーラは必要ありません。
しかし、全く栄養を取っていない状態ならコーラを飲むメリットもある程度はあるでしょう。
ただコーラよりも食事からバランスよく栄養を補給したほうが筋肉も成長しやすいため、筋トレ前のおすすめ度は1点です。
【おすすめ度:3点/3点】筋トレ中
筋トレ中のおすすめ度は3点満点のうち3点。
筋トレを行うと体に蓄えられているエネルギーはどんどん消費します。
またしっかり筋トレを行うならば、30分から1時間程度は必要ですが、初めにどんなにエネルギーが蓄えられていても、30分以上も行えばエネルギーは枯渇するのです。
よって筋トレ中にエネルギー吸収速度の速いコーラからエネルギーを蓄えるのは非常に効果的と言えます。
セット間に一口でも飲めば効率よくエネルギーを補給できますので、ぜひ筋トレ中に取り入れたいですね。
【おすすめ度:3点/3点】筋トレ後
筋トレ後のおすすめ度は3点満点のうち3点。
筋トレ後は体のエネルギーが最も枯渇しているとともに、最もエネルギーを欲しているタイミング。
そのため筋トレ後にコーラを飲むのはかなりおすすめ。
筋トレ後に頑張ったご褒美でコーラを飲めると考えただけで嬉しくなってきますが、実際にコーラを飲んで得られる恩恵も大きいのです。
ぜひ筋トレ後にコーラを飲んではいかがでしょうか。
コーラは自販機やコンビニで買うとなると、結構出費がかさんでしまいます。
また、スーパーで安く揃えられますが、たくさん買うのは重いしめんどう···。
しかし、ネットでまとめて買えば、出費も最大限抑えられ、家で受け取るだけですので、楽に手に入れられますね。
そのためぜひ、まとめ買いを検討してみてはいかがでしょうか。
正しい飲み方を理解すればコーラは非常に効果的!
今回は筋トレとコーラの関係性について話してきました。
筋トレとコーラは非常に相性がいいとわかったでしょう。
また筋トレを行う際にコーラを飲むメリットがある一方、デメリットもありました。
ぜひ正しい飲み方を理解して、コーラの恩恵を最大限享受してください。
最後に、コーラは1日1本までです。それ以上飲んでコーラの落とし穴にハマらないためにも警告しておきます。
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