筋肉を大きくしたいけれどなかなか大きくならないという人もいると思います。
「筋トレを限界まですれば大きくなるよ」という言葉を信じているため、もっと筋トレを限界まで行わないとダメだと思ってしまい、より限界まで筋トレをしてしまう。
実はこれ、筋肉がつかない負のスパイラルに陥っている可能性があります。
筋肉について正しく理解することで必ず体は成長します。
ここでは正しく理解するために初心者でも十分わかるように説明していきます。是非最後までご覧ください。
筋トレは限界まで行う必要がない
筋トレは負荷が低くても筋肉を大きくすることは難しいですが、逆に負荷が高すぎても大きくすることは難しいです。
まず筋トレを限界まで行うとはどのようなことでしょうか?
次のようなことを行なっている方筋トレを限界まで行っていると言っても良いでしょう。
- 何十セットも筋トレを行なっている
- 上げられる重さがなくなるまで、徐々に重さを下げて筋トレを行う(ドロップセット法)
限界が来るまで何十セットも筋トレを行う
筋トレをして、もう上げられないところまで負荷をかけたとしても、休憩を1分以上も取れば再び何回かは上げられるようになります。
つまり、休憩を挟めば何十セットも筋トレを行うことは可能です。
まず何十セットも行うことは明らかにオーバーワークです。何十セットも行うとまず筋肉の回復に時間がかかり過ぎてしまいます。
筋肉をつけるためには筋トレの他に食事でカロリーを摂取しつつ、タンパク質を摂ることが欠かせません。
それだけ筋トレで限界まで行うと、この食事が大変になって結局筋肉を大きくすることができなくなってしまいます。
筋トレの成果を最大化するには、初心者は特に正しい回数や負荷で行うことが大切です。より筋トレ方法について知るにはこちらをどうぞ!
→筋トレの成果を最大化する回数とは?負荷との関係も説明します。
ドロップセット法
また、ドロップセット法と言って徐々に扱う重さを下げることで、何十セットでも筋トレで限界が来るまで負荷をかけることはできます。
確かに筋トレを限界まで行うので、ちゃんと筋トレした気にはなります。
しかし、ドロップセット法も何十セットも行う場合、オーバーワークになりますので食事がとても大変になってしまいます。
また、筋肉は効率的に筋トレをしようと考えています。
例えば全体の筋繊維を100とします。1セットの重さが8回程度しか行えない場合、筋繊維を100使用します。
しかし、ドロップセットで扱う重さを低くしていくと、全体の筋繊維100を使用するのではなく、使用される筋繊維は80, 50, 30と少なくなっていきます。
よってせっかくドロップセットで限界まで追い込んでも、あまり筋肉に負荷がかけられているとは言えません。
限界という言葉を正しく理解して筋トレをする
なんでも頑張って行えば筋肉が大きくなるということには繋がらないと理解できたと思います。
しかし、筋トレを限界まで行えば筋肉がついたということも耳にしますよね。
これは限界までという言葉が指すことが、筋トレ初心者と筋トレ経験者では異なることが原因でしょう。
ここでは限界という言葉を正しく理解して、正しく筋トレが行えるように説明していきます。
- 限界までという言葉の正しい意味
- 8~12回程度行えるくらいの重さで毎回上げられなくなるまで3セット程度行う
- 多くても2, 3種目程度にする
これが限界までという意味です。
力が全く出なくなるまで行うことが限界ではなく、一番筋肉にとって効果的な負荷と時間で筋トレを行うことが限界ということになります。
まず、先ほども説明しましたが、全体の筋繊維100に近い量が使用されなければ効率は下がってしまいます。
そのため、初めの1セット目で8~12回行えるくらいの重量で毎回上げられなくなるまで3セット行いましょう。
また一つの部位で行う種目は多くて2, 3種目程度にしましょう。
初心者でまだ始めたばかりという人は1種目でも全く問題ありません。
これ以上の筋トレは、限界までではなく、明らかに限界を超えてしまっています。
筋トレの負荷をこの程度で抑えることによって、必ず成長の兆しは見えてくるでしょう。
また筋肉を成長させるにはどのくらいの頻度で行うかも重要になってきます。例えば1日に2回筋トレを行なってもいいのでしょうか?気になる方はこちらの記事にて詳しく説明しています。
→筋トレの正しい行い方、頻度を説明します!
限界まで筋トレをすると食事が大変になる
食事でカロリーとタンパク質をとることが重要だと先ほど説明しましたね。
カロリーは摂取カロリーが自分の1日の消費カロリー以上になる必要があります。
また、タンパク質は体重1kgあたり1.5~2g程度は摂取したいです。
カロリーやタンパク質がどれだけ必要になってくるかというのは1日の活動内容によっても大きく変化します。
つまり、限界以上の筋トレを行うことは、筋肉をつける上ではあまり効率的ではないのに関わらず、必要なカロリーやタンパク質の量は増えてしまいます。
このことからも限界まで筋トレを行うことが筋肉をつける上で不利にはたらくことが理解できるでしょう。
食事についてはまだまだ奥が深いです。食事を理解すると何倍も筋肉のつきやすさに変化が出てきます。
→食事で必ず増量するために必要なことを説明していきます。
まとめ
今回は筋肉を大きくするために、全く上がらなくなる限界まで筋トレを行うことは意味がないと説明しました。
正しく筋トレを行えれば、必ず結果にもつながってきます。
こちらの記事を通して体が変化すれば幸いです。ありがとうございました。
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