皆さんは筋トレで得られるメリットをどのくらいご存知ですか?
筋トレには本当にたくさんのメリットがありますので、全て上げるのはとても大変。
そこで、今回はメリットの一つである平熱について話していこうと思います。
実は筋トレをすると平熱が上がるんです。
そこで今回は、なぜ筋トレをすると平熱が上がるのか、また平熱が上がるとどうなるのか、平熱を上げるための筋トレ方法などについて説明していきます。
筋トレで平熱が上がるメカニズム
筋トレをすると平熱が上がります。
なぜ筋トレが平熱に関係するのでしょうか?
主に平熱が上がるメカニズムは2つあります。
平熱が上がるメカニズム
・筋肉がつく
・アフターバーン効果
それぞれについて説明していきます。
平熱が上がるメカニズムの一つ「筋肉がつく」は平熱を上げる方法。
また、「アフターバーン効果」は短期的に体温を上げる方法です。
それぞれ意味合いは異なりますので、正しく理解してください。
筋肉がつく
筋トレをすると筋肉がつきますね。
筋肉の1日あたりの代謝量は1kgあたり13kcal程度。
また筋肉が1kgついたことで臓器や血管も強化されますので、トータルで1日筋肉1kgあたり50kcalから60kcal程度代謝すると言われます。
カロリーとは熱。
よって、筋肉があればあるほど1日に発する熱の量は増えます。
例えばですが、筋肉がある人の隣にいると、なんか自分まで暑くなってくる。
筋肉がある分、他の人よりも熱を多く発するため、隣にいるだけで暑く感じるんですね。
筋肉は常に熱を発するので、筋肉量が多いほどより多くの熱を発します。
よって、筋肉がつけばそれだけ平熱が上がるんですね。
アフターバーン効果
筋トレなどの激しい運動を行った後は、呼吸や心拍数を整える必要があるので、体はいつもと比べ頻繁に酸素を吸収し消費します。
つまり、呼吸や心拍数を整え、いつもの状態に体を戻すまでにカロリーを消費するんです。
この通常時まで体を戻すために、消費カロリーが一時的に上がる体の反応を「アフターバーン効果」と言います。
アフターバーンが起こっている際、「消費カロリーが増える=カロリー分の熱を発している」。
筋トレの強度にもよりますが、アフターバーン効果は24時間から72時間続くと言われます。
よってアフターバーン中は、体温がいつもより上がっていますので、一時的に筋トレで体温が上がるんです。
筋トレで平熱は何度上がるのか
では実際に筋トレで平熱は何度上がるのか?
私が1年間本気で筋トレをして変わった体・筋肉量・体温を比較します。
左の写真は筋トレを行う前の姿で、このときの平熱は36.2℃程度。
それに対し、右の写真は筋トレを行った後の姿で、平熱が36.6℃と筋トレ前と比べて0.4℃上昇しました。
ほぼ同じ体重なのに関わらず見た目が大きく異なるのは、体脂肪率が減った分筋肉が増えたからですね。
筋トレをしてどれくらい平熱が上がるのかは人それぞれですが、必ず体温は上がります。
次の章から、平熱が上がると何が起こるのか、メリットを解説していきます。
平熱が上がると得られるメリット
筋トレをすれば平熱が上がったり、一時的に体温が上がったりします。
では平熱が上がるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 体重が落ちやすい
- 風邪や寒さに強くなる
- 体の不調が軽減される
それぞれについて解説していきます。
体重が落ちやすい
筋肉がついて平熱が上がったら、それだけ人より多くのカロリーを消費します。
よってそれだけダイエットが簡単になるんですね。
頑張って筋肉を4kgつけたとします。
4kgつけたらおよそ200kcal多くカロリーを消費しますが、200kcalはご飯小盛りと等しい。
どうしてもお腹が空いてご飯小盛りを食べたとしても、筋肉がある分、痩せられると言えますね。
風邪や寒さに強くなる
免疫機能が高まるため、風邪に強くなります。
風邪は体内にウイルスが入ってきて、それが増殖してしまうと引きます。
風邪を引くと、体はウイルスを死滅させるために体温を上げて免疫反応を高めます。
しかし、筋トレをして平熱が上がれば、それだけ体の免疫機能が強くなるため、ウイルスが増殖しにくくなり、風邪を引きにくくなるのです。
風邪と大きく関わるのは免疫細胞。
免疫細胞は体温が36.5度の場合、1度上がるだけで約5倍免疫力が上がり、1度下がるだけで免疫力は0.7倍程度まで下がると言われるので、筋肉をつけて体温が上がった場合、それだけ免疫細胞が活発に働きますね。
また、筋肉がつくと寒さにも強くなります。
筋肉は常に熱を発しているため、寒さに強くなるのは納得ですよね。
脂肪が寒さに強いと言っている方もいるかもしれませんが、実は脂肪は熱を発しません。
平熱を上げるには脂肪ではなく、筋肉をつけるしかないです。
しかし脂肪には、筋肉が発した熱を保持する役割も。
ボディービルダーでも体をバキバキに絞った状態になると寒さに弱いです。
熱を発する筋肉だけでなく、発した熱を保持する脂肪があると、寒さに強くなれますね。
体の不調が軽減される
よく体調を崩しやすい人が筋トレを始めたら軽減された、または全くなくなったという話をよく聞きます。
実際に筋トレを始めてから、調子の良さを感じていますね。
筋トレをすると、体内の臓器や血液などもより活発化されるんです。
そのため、筋トレをして体温が上がると体の不調が軽減されると言えます。
ぜひ筋トレをして体の不調を取り除きましょう。!
歳をとると平熱はどんどん低くなっていく
平熱が上がるとメリットはたくさんあると理解できたでしょう。
しかし、歳をとっていくと平熱はどんどん下がっていきます。
若い頃と比べ運動量も減り、歳の影響で筋肉量が減少するためです。
そのため何もしないでいると、どんどん免疫力は低下してしまいます。
歳をとっても健康的な体でいるために、ぜひ筋トレを行ってくださいね!
平熱を上げるために効果的な筋トレメニューを紹介
ではどのような筋トレが平熱を上げるために効果的なのでしょうか。
答えは、大きな筋肉を鍛えられる筋トレ。
平熱を上げるためには、大きな筋肉を鍛えるのがおすすめです!
まず平熱を上げるには、筋肉をつける必要がありましたね。
筋肉を同じ量つけるならば、大きい筋肉と小さい筋肉のどちらが大変だと思いますか?
正解は大きい筋肉。
例えば、足などの大きい筋肉の筋肉量を100、上腕二頭筋などの小さな筋肉の筋肉量を30程度とします。
筋肉を1つけようとした場合、大きい筋肉は1%増やせばいいですが、小さい筋肉は3%程度つけなければいけません。
よって、大きい筋肉を鍛えた方が、筋肉をつけるために必要な労力が下がるんですね。
また、体温を上げる方法として、筋トレ後のアフターバーン効果がありました。
大きい筋肉の方が発熱量が大きく、アフターバーン効果も大きくなります。
よって、大きい筋肉を鍛えるようにしましょう。
人間の体で最も大きい筋肉として、大胸筋、広背筋(背中)、足の筋肉が挙げられます。
ぜひ効率的に筋肉を鍛えて、平熱を上げましょう。
ダンベルありで行う平熱を上げるおすすめの筋トレ
胸 :ダンベルベンチプレス
背中:ワンハンドローイング
足 :ダンベルスクワット
ダンベルを用意すると、さまざまな筋トレができるためおすすめ。
よってダンベルを用いれば、より簡単に平熱を上げるトレーニングが可能。
ぜひ持っていない方は用意しておくといいですね!
ダンベルなしでも行える平熱を上げるおすすめの筋トレ
胸 :腕立て伏せ
背中:懸垂
足 :スクワット
ダンベルがなくても、大きい筋肉は鍛えられます。
筋トレを始めたばかりの人は、ダンベルなしのトレーニングから始めてみても大丈夫です。
ぜひ筋トレを行って、健康的な体を目指しましょう!
筋トレ以外で体温を上げるためにできること
体温が高いと、さまざまなメリットがありましたね。
常に体温を高く保つためには筋トレが欠かせませんが、実は
平熱を上げるためには筋トレが欠かせないと説明しました。しかし、筋トレ以外にも平熱を上げる方法はあります。
最後に平熱を上げる筋トレ以外の方法についてお話ししたいと思います。
食事方法
食事をしっかりとることで平熱を上げることができます。
平熱が高いということはそれだけ余分に熱を発していると説明しましたね。
しかし、食事で栄養が足りていないと、平熱を上げるために使うエネルギーがなくなってしまいます。
1日必ず3食以上バランスよく摂取することで、体が正常に活動することができます。
食事が疎かになっている人はぜひ見直してみてください!
服にも意識しよう
先ほど筋肉が熱を発して、脂肪が熱を保持すると説明しました。
この脂肪の役割となるのが洋服です。
寒くなる冬の時期はしっかりと服を着て、体温を閉じ込めることで、体温を維持することができ、免疫機能などを正常に保つことができます。
まとめ
今回は筋肉をつけることで平熱が上がり、それによってさまざまなメリットが得られると説明しました。
いろいろ説明してきましたが、言いたいことは一つです。
筋トレするとたくさんのメリットがあるから、早く筋トレを始めよう!ということです。
筋トレをして、体の不調が軽減されたり、さまざまな良いことが起これば筆者も嬉しいですので、ぜひ頑張ってみてください!
筋トレで得られるメリットについてもっと見てみたい方はこちらからどうぞ!
→体が大きくなったり、自信がつくだけではありません!筋トレで得られる人生が変わるメリットとは?
コメント