筋肉は買おうとするといくらするのか気になりませんか?
今回は筋肉を実際に買うとしたら1kgあたりいくらするのかについて話していきます。
しかし、実際に買うのではありませんよ。
どういうことか説明します。
筋肉をつけるためには筋トレや食事などが欠かせません。
これらを意識することでやっと筋肉をつけることができます。
では筋肉が1kgつくまでにどのくらい費用や労力がかかったかを知ると、筋肉1kgあたりの価格を計算できますね。
つまり、あなたが実際に筋肉をつけようとしたときにいくらかかるかを計算可能!
次からどのように計算をしたかを簡潔に説明していきますが、めんどくさいと思った方や実際にいくらか早く知りたいと思った方はこちらから知ることができますので、スキップしてください。
筋肉は1kgあたりいくらするのか価格を計算
この手の計算をするにあたっては、どこまで厳密に計算するかが問題として挙げられます。
実際の人間の体は理論では説明できないこともありますし、細かいことまで要素に入れることでかなり複雑にもなります。しかし今回は全て理論的に成り立つものとして、できるだけわかりやすく簡単にまとめてみます。
筋肉は常に分解していることに注意
筋肉は合成とともに、常に分解もしています。分解は食事などから十分に栄養が届けられなかったときに、より分解されてしまいます。
よって最も筋肉が分解されているタイミングは睡眠時となりますが、このときに約250gもの筋肉が失われていると言われています。しかし、今回は分解の分は考慮しませんのでご注意ください。
筋肉1kgつけるのにどのくらいのタンパク質が必要なのか
まず筋肉は、タンパク質が分解されてできたアミノ酸で構成される筋肉細胞と、毛細血管や体液などで構成されています。
これらの割合は50%程度だとされています。
そのため、筋肉1kgの中には筋肉蛋白が500g含まれていることになります。
また、食事からタンパク質を10g摂取したとします。摂取したタンパク質は全て使用されるのではなく、その使用効率は85%程度とされています。よって、10gのうち8.5gしか使用されないことになります。
つまり、筋肉1kgを作るには
500 * 1.15 = 575gのタンパク質が必要ということになります。
また、タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持ちますので、カロリーに変換しますと、
500 * 1.15 * 4 = 2300kcalで筋肉1kg作れるということになります。
- 筋肉1kg作るのに必要なタンパク質:575g
- 筋肉1kg作るのに必要なカロリー:2300kcal
筋肉の価格を食事の面でアプローチした場合
では実際に筋肉を買うとしたらいくらするのかを食事の面で計算してみます。
まず人間は1日に活動する上で消費するカロリーがありますが、このカロリーより多くのカロリーを摂取しないと体を大きくすることはできません。この1日活動する上で消費するカロリーのことをメンテナンスカロリーと言います。
目安として、メンテナンスカロリープラス500kcal摂取すると効率良く筋肉をつけることができるため、メンテナンスカロリーが3000kcalの場合は3500kcal摂取するとします。その場合、500kcalの一部が筋肉として蓄えられます。一部というのは、この余剰分の500kcalが筋肉の他に、脂肪としても蓄えられるからですね。
ちなみにメンテナンスカロリーは簡単に求めることができます。筋肉をつける上でも、ダイエットをする上でもメンテナンスカロリーを知っておくことは重要ですので、こちらでぜひ自分のメンテナンスカロリーを知ってみてください。
→自分のメンテナンスカロリーはどのくらいなのか?ボディメイクをする上で重要な値を知るにはこちら!
この筋肉と脂肪の割合は、タンパク質をどのくらい摂取するかによっても変わってきます。例えば筋トレをしている方は初心者でも体重1kgあたり1.5~2g程度のタンパク質は摂取した方が良いとされています。
しかし、どのくらいタンパク質を摂取すると、どのくらいの筋肉がつくかということは明記されていませんでしたので、ここでは経験則に従おうと思います。
https://workintore.site/beginner-change-year/
これは筋トレ前と増量を行った後の写真です。
メンテナンスカロリーを3000kcalとして、私がしていた食事は3500kcal摂取して、タンパク質を体重の2倍摂取したことでした。これらの体重の平均をとって、タンパク質を増量期間にて1日135g摂取したとします。
体重と体脂肪率から筋肉量が約55%、脂肪量が45%増加したことになります。つまり、500kcal分のうち275kcalが筋肉に、225kcalが脂肪に変わるとします。したがって、
275/4kcal ≒ 69gが筋肉としてつくことになります。
つまり分解分を考慮しない場合、1kgの筋肉をつけるには約8日間かかります。
よって8日分の食費をこれにかければ筋肉1kgあたりの食費が計算できます。
1日3食のご飯は筋トレをしていなくても摂取するため今回は考慮せず、残りの1, 2食とプロテイン代などを筋肉をつけるための食費として加算します。鶏むね肉やもも肉を使えば1食150円~200円程度でしょうか。
これらの値段に時間分も加算します。働いたときの最低賃金が約1000円だということを参考にして、例えば食事一回で15分費やした場合、2回の食事で30分500円の時間を消費したと考えます。
プロテインについてはマイプロテインの月に1度行われるお得なセール時に買うことで、5kg12000円のところを半額程度で購入することができます。私の場合、1回25gを朝と筋トレ後の2回摂取します。すると筋肉のために8日間で別途480円程度使っていることになります。
プロテインを安く買うにはマイプロテインがおすすめです。今なら初回購入で1500円分のクーポンのほか、LINE登録で2000円分のクーポンも手に入れられます。ぜひこちらを覗いてみてください。
私の場合は、筋肉をつけるために3食の他に2回の食事をとり、これらは
{200円(食費) +250円(15分)} * 2食分 = 900円
が1日にかかっていることになります。これにプロテイン代を足すことで、8日では7680円になりますね。
筋肉の価格を筋トレの面でアプローチした場合
食事についてはなかなかに複雑でしたね。
次は筋肉は1kgいくらするのかについて、筋トレの面で考えていきますが、食事と比べて筋トレは簡単に計算できるでしょう。
筋トレで対象の部位にしっかりと負荷がかけられていないと、いくら食事を頑張っていても筋肉を大きくすることはできません。筋肉を大きくするための筋トレ方法が曖昧だという方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
→筋肉を大きくするのに適切な筋トレ方法とは?回数や負荷との関係などを解説します!
しっかりと筋肉に負荷がかけられていて、筋肥大が十分狙える状態だとします。この場合は、どのようにして筋トレを行ったかによって計算できますね。考慮する点は次の2点です。
- どこで筋トレを行っているか
- どのくらいの時間行っているか
まずどこで筋トレを行っているかによっても価格は変わってきます。例えばジムなどを使用する場合は月額で料金がかかりますね。月額5000円のジムならば筋肉1kgつけるのに8日かかるため、
5000 / 30 * 8 = 約1300円プラスで料金がかかるということになります。
また、家にダンベルなどを用意している場合は、繰り返し使うことで、かかるお金はゼロに近づきますので、長年筋トレしている方はゼロとカウントして良いでしょう。
家トレとジムでのトレーニングにはそれぞれ特徴がありますが、どちらがいいかはその人のタイプによっても分かれるでしょう。自分はどちらが合っているのかを知るにはこちらをどうぞ。
→家トレとジムでのトレーニングのメリット・デメリットを詳しく解説!あなたに合っているのはどちらかを知るにはこちら!
また、どのくらいの時間行っているかによっても価格は変わります。
筋トレの時間については、1時間以上行うとさまざまなデメリットが生まれてしまいます。そのため、1時間を上限として筋トレを行うと良いでしょう。
筋トレを長時間行うことでどのようなデメリットがあるのか、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
→長時間の筋トレにはたくさんのデメリットがあります。これらを知って長時間の筋トレを防ぐコツを知るにはこちらからどうぞ!
ここでも最低賃金を参考にして、筋トレに1時間費やした場合、1000円分の時間を使ったと考えます。
私の場合は家トレ派で、器具もダンベルなどは高校生の頃から持っていたため、ゼロと考えます。
よって1日1時間の筋トレで1000円であるため、8日で8000円ということになりますね。
筋肉の価格を睡眠の面でアプローチした場合
こちらは筋トレをするしないに関係なく誰もが行うため、特に考えなくても良いと思います。
しかし、筋トレを始めてからあからさまに睡眠時間が伸びたという方は入れてみてもいいと思います。
今回は特に睡眠という点は扱わないことにします。
筋肉は1kgあたりいくらするのか価格を紹介
実際に筋肉を買う場合に、1kgあたりいくらするかは食事や筋トレの方法によって変化することはわかったと思います。
私の場合は食事でかかるお金と時間を加味して7680円、筋トレに使う時間を加味して8000円ということになりますので、合わせて15680円かかるということになります。
この値段を見てどのように思いましたか?筋肉1kgでは見た目は大きくは変化しませんが、1kgつけるのにはこんなにも値段がするということですね。
あなたは、そんなにお金をかけてまで筋肉は得るものではないと思いますか?しかし、筋肉をつけることで得られるメリットはかなりたくさんあります。見た目がかっこよくなるということもメリットとして挙げられますが、それ以外にもたくさんあります。
こちらの記事にて筋肉がつくメリットを挙げていますが、こちらを読むだけでも筋肉をつける価値が大きくあるということが理解できると思います。ぜひ一度ご覧になってください。
→筋肉をつけることによって人生が変わるメリットを紹介します!
人間は様々なことをして自己投資をする生き物ですが、筋トレこそ最大の自己投資といっても良いと思います。筋肉1kgつけるだけでも立派なことですので、是非とも筋トレにチャレンジしてみてください。
計算フォームにて計算するにあたって
これまでの章で筋肉は1kgあたりいくらするのかの計算方法について説明しました。気になる方はぜひ前半部もご覧になってください。
筋肉1kgあたりいくらするのかは人によっても変わると説明しましたね。そこで、ここでは実際に自分が買うとしたら価格はどのくらいになるのか、また筋トレをしている人はいくらで買っていたのかについて計算することができます。
では先ほども説明した前提条件をまとめます。
- メンテナンスカロリープラス500kcalで計算
- タンパク質は体重1kgあたり2g摂取したとする
- 筋肉の合成のみを考え、分解は考えない
- 時間計算は時給1000円で行う
- 体を鍛えていない方でも1日3食は摂っていると思いますので、この分は計算に含みません。4食目、5食目などをコストとして考える
これらを条件として計算します。
【筋肉は1kgあたりいくらするのか計算】まとめ
今回は筋肉を実際に1kg買うとしたらいくらで買えるのかを、実際に筋肉をつけるための価格から計算してきました。
1kgって見た目ではあまり変化がないのにもかかわらず、値段は結構するということはわかったでしょう。
しかし、先ほども説明しましたが、筋肉をつけることで得られるメリットはかなりたくさんあります。是非とも筋肉をつける素晴らしさを知って、筋トレを始めてみてください。
最後までありがとうございました。
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