体脂肪率が人の見た目や健康状態に与える作用は絶大です。
あなたは体脂肪率についてどのくらいご存知でしょうか?
誰しもが関わっている体脂肪率について知っておくのは生活する上でも大切でしょう。
そこで今回は、体脂肪率に着目して、役割や限界まで落とすと人はどうなるのかなどを話していきます。
体脂肪の役割とは?様々な働きを紹介
まず、体脂肪にはどのような役割があるのかを説明します。
体脂肪の役割はさまざまあり、まとめると以下の通りです。
- 体温の維持
- 内臓の保護
- 体のエネルギーになる
- 様々なホルモンを作り出す
まず1つめの体脂肪の役割は、体温を維持する役割。
つまり、体脂肪率が高いほど、自分自身の体温を保温できるため、寒さに強くなります。
また、お腹には内臓があるため、外部からの衝撃を受けてはいけませんね。
そのため、外部からの衝撃で内臓が傷つかないように緩衝材のような役割を持っています。
お腹に脂肪がつきやすいのは、内臓を守るためだったんですね。
また、3つ目として体脂肪は体を動かすエネルギーになります。
脂肪(脂質)は1gあたり9kcalあたりのエネルギーを持っており、食事から摂取できるエネルギーが不足している場合、体脂肪を燃焼してエネルギーを生み出します。
最後に、脂肪細胞は様々なホルモンを作り出すために必要不可欠。
全く脂肪がないと、ホルモンを作り出せないため、生命活動を維持できなくなります。
体脂肪にはたくさんの役割があると理解できたでしょう。
それでは体脂肪率の限界とはどのくらいなのかを説明してきます!
体脂肪率の限界は3パーセント!?それ以上落とすのは不可能なのか?
体脂肪の役割はさまざまあると理解できたでしょう。
では体脂肪率の限界はどれくらいなのかを説明していきます。
実は、体脂肪率の限界は3%だと言われているのです。
筋トレで体を大きくしつつ、体脂肪率を極限まで減らし、筋肉の美しさを競う競技のボディビル。
極限まで絞った体でも、体脂肪率は3パーセント以上となります。
https://re1wa018.com/mrolympia/
ボディビルの世界最高峰の大会「ミスターオリンピア」が毎年アメリカで開かれます。
上の写真は、ミスターオリンピアで2020年、2021年で2年連続で優勝をしたマムド・エルスビエイ(通称ビックラミー)選手ですが、こちらの選手も体脂肪率は3パーセントより多いです。
ミスターオリンピアの歴代優勝者については下の記事をご覧ください。あの有名俳優も優勝していて面白いですよ!
また、そもそもボディビルは何を競っているのかわからない人もいるでしょう。
ボディビルとは何を競う競技なのかについて気になった方はぜひともこちらの記事も覗いてみてくださいね!
ミスターオリンピアで4度の優勝を誇る彫刻のような体を持つジェイカトラー選手!
いつ見てもかっこいいですが、こちらのジェイカトラー選手も同様に、いくら絞っても体脂肪率は3パーセント以上なんです。
ではなぜ体脂肪率の限界が3%なのか?
それは脂肪に含まれる脂肪細胞がホルモンを作ったり、さまざまな栄養素を運ぶ際に脂肪細胞が利用されるからです。
ボディビル大会に出場するまでの体になると、体表面にある皮下脂肪や、内臓を保護する内臓脂肪などの体脂肪はほぼゼロパーセントでしょう。
しかし、ホルモンを作ったり、栄養を届ける際には脂肪がないといけません。
そのため、体を維持して生きていくために最低限必要な体脂肪率が3%なんですね。
引用元:https://www.lab-lazarus.com/post/activity-report/201603081046/
こちらはメディアでも取り上げられ、伝説のボディビルダーとも言われるマッスル北村こと北村克己さんです。
マッスル北村さんの破天荒とも言えるエピソードも含めて伝説になっています。
まず、生の鶏肉をミキサーで飲んでいたそう。普通の人ならば死にます笑
また、ボディビル大会で優勝後に、4日後に開催されるアジア大会に急に呼ばれたマッスル北村さん。
大会後で空腹の限界からドカ食いしてしまい、2日間で85kgから98kgと体重が激増。
しかし、残りの2日間で、電車に乗って向かった山奥から自宅までの100kmある道をマラソンし、見事に減量を成功させたそうです。
このように数々の伝説を持つマッスル北村さんですが、39歳でこの世を去る結果となりました。
しかも、その死因が餓死だと言われています。
マッスル北村さんは誰も経験がない程度の減量を行い、生死を分ける体脂肪率3パーセントという限界値まで達しました。
その結果体に栄養が届けられなくなり、これだけ大きな体をしているのにも関わらず、餓死という結果でこの世を去ってしまいました。
つまり、体脂肪率の限界は3パーセントで、3パーセントを下回ると、生死が分かれるほど危険な状態になってしまいます。
体脂肪率の限界は3パーセント!下回ると生死に関わる
今回は体脂肪率の限界は何パーセントなのかを話しました。
体脂肪は皮下脂肪、内臓脂肪だけでなく、生命活動をする上で重要なホルモンを作り出したり、栄養を運ぶ役割があるのは初耳という人も多かったのではないでしょうか。
体脂肪率が3パーセントを切ってしまうと、生死が分かれるほど危険な状態になってしまいます。
常人には体脂肪率3パーセントは全く関係ない話だと思いますが、体脂肪は多すぎても少なすぎても体に良くないですね。
何事もほどほどが一番でしょう。
適度にダイエットをしたいと考えている方は、以下の記事もご覧ください。
筋トレと有酸素運動の違いをダイエットの点に着目して解説していますよ!
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